Chrome69にアップデートすると、アドレスバー(オムニボックス)でサブドメインがデフォルトでは表示されないようになりました。普通の方が、サイトを閲覧するには、サブドメインが表示されようが無かろうがあまり気にならないところではあるでしょうが、サイト運営者になると、「wwwあり」と「wwwなし」の統一の確認など、少し不便なところがあるかと思いますので、サブドメインの表示方法を備忘録としてまとめておきます。
サブドメインはChromeのマイナーアップデートがあり、デフォルト設定では再び表示するように仕様変更したようです。
Chrome69のアドレスバーにサブドメインを簡単に表示する方法
簡単に確認するだけの場合は、Chrome69のアドレスバーのURLを入力している部分をダブルクリックすると、サブドメインが表示されます。
下図の「ここをダブルクリック」部分をダブルクリックすると…

下図の黄色い線部分のように、URIスキーム(https://部分)とサブドメイン(www部分)が確認できます。

一時的に確認する場合はこの方法で確認すれば問題ないかと思います。
Chrome69のアドレスバーの省略可されたサブドメインを常に表示する方法
いちいちクリックせずに、常にURIスキームとサブドメインを表示させたい場合は、以下の設定をすると常時表示が可能です。Chromeのflagsという新しい機能を試したりすることができる設定ページにアクセスして設定変更をします。以下のURLをコピーしてChromeでアクセスしてください。
chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-scheme-and-subdomains
アクセスすると以下のような設定画面が開きます。「Omnibox UI Hide Steady-State URL Scheme and Trivial Subdomains」の設定を「Disabled」に変更してください。
追記:2018年9月13日
2018年9月13日時点では「Disabled」と「Default」に設定するとサブドメインが表示される仕様のようです。「Enabled」に設定するとサブドメインを非表示にできます。

設定を変更したら、画面下に「変更内容は次に Google Chrome を再起動したときに有効になります」と表示され「RELAUNCH NOW」とボタンが表示されるので、クリックしてChromeを再起動してください。

設定が有効になると、URIスキームとサブドメインが下図のように表示されます。

まとめ
URIスキーム省略可の時は、鍵アイコンが表示されていたので、あまり気にしていなかったのですが、サブドメインまで省略可されると、ちょっと困る場合があるんじゃないかと思い調べてみましたが、無事表示できることが確認できました。状況に合わせて、URIスキームとサブドメインを表示するか、しないかを考えていきたいかと思います。自分はとりあえずURIスキームとサブドメイン表示無しでしばらく様子をみようかと思います。