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options.phpとは?
WordPressには options.php というページがあるのは、ご存知でしょうか?
WordPressのすべての設定が可能な隠しページです。このページを知っておくと、いざという時便利です。このページへのアクセス方法はあなたの管理しているWordPressサイトの管理画面にログイン後、/wp-admin/
の後ろにoptions.php
を付けるだけです。そうすると、下の画像のような画面が表示されます。設定項目が多く、頭が痛くなるような感じがするかもしれませんが、ちょっと頭の片隅にでも置いておくと、いざという時役立つかもしれません。

options.phpの画面
options.php 設定項目一覧
※アルファベット順で掲載
※SERIALIZED DATAの部分は省略しています。
admin_email | 管理者のメールアドレス設定 |
avatar_default | アバターの初期設定 |
avatar_rating | レイティングの最大値設定 |
blacklist_keys | 設定した文字列がコメント本文や、名前、メールアドレスに含まれる場合、コメントをスパムとします。 |
blogdescription | ブログの概要文 |
blogname | ブログのタイトル |
blog_charset | ブログページやフィードの文字エンコード(UTF-8を推奨) |
blog_public | 検索エンジンの公開するかブロックするか。 1:公開 0:ブロック |
category_base | カテゴリーのパーマリンクにおけるデフォルトの文字列 |
close_comments_days_old | 指定した日にちを過ぎると記事のコメントを閉じる |
close_comments_for_old_posts | 古い記事のコメントを自動で閉じるかの設定 1:自動停止 0:自動停止しない |
comments_notify | コメントがあった場合通知メールを送信するかの設定 1:送信する 0:送信しない |
comments_per_page | コメントを何件表示するかの設定 |
comment_max_links | ここで指定した個数以上のリンクがある場合、承認待ちにする |
comment_moderationv | コメントを投稿する前に承認が必要かの設定 1:必要 0:不要 |
comment_order | コメント並び順の設定 |
comment_registration | コメントをするためにユーザー登録とログインが必要かどうか 1:必要 0:不要 |
comment_whitelist | コメント作成者は過去にコメントを承認されている必要があるか 1:必要がある 0:必要ない |
date_format | 初期のデータフォーマット |
default_categor | 投稿した時、投稿が分類されるデフォルトのカテゴリ |
default_comments_page | コメントの並び順 |
default_comment_status | コメントを許可するかどうか(各投稿の設定がある場合そちらを優先) |
default_email_category | メール経由で投稿された記事の初期カテゴリ |
default_link_category | リンクが置かれるデフォルトのカテゴリ |
default_pingback_flag | 記事からリンクされた任意のブログに通知するかどうか 1:通知する 0:通知しない |
default_ping_status | 他のサイトからリンクの通知を許可するか open:許可する closed:許可しない |
default_role | ブログに登録されてるユーザー権限のデフォルト |
gmt_offset | ブログ内での基準時間 |
hack_file | 古い my-hacks.php ファイルサポートを使用するかどうか 1:使用する 0:使用しない |
home | ブログのURL |
html_type | ブログページのデフォルト MIME type |
image_default_align | 画像を挿入した場合デフォルトの配置 |
image_default_link_type | 画像を挿入した場合デフォルトのリンク |
image_default_size | 画像を挿入した場合デフォルトの画像サイズ ‘thumbnail’, ‘medium’, ‘large’ またはカスタムサイズを指定 |
large_size_h | 画像大サイズの高さ |
large_size_w | 画像大サイズの幅 |
mailserver_login | メール経由でブログへの投稿する場合、使用されるメールサーバーのユーザー名 |
mailserver_pass | メール経由でブログへの投稿する場合、使用されるメールサーバーのパスワード |
mailserver_port | メール経由でブログへの投稿する場合、使用されるメールサーバーのポート |
mailserver_url | メール経由でブログへの投稿する場合、使用されるメールサーバー |
medium_size_h | 画像中サイズの高さ |
medium_size_w | 画像中サイズの幅 |
moderation_keys | 指定した文字列がコメントの本文や名前、URL、メールアドレス、IPに含まれる場合、コメントは承認待ちになります。行ごとに 語またはアドレスを指定。文字列は単語の一部ともマッチします。 |
moderation_notify | コメント等が承認待ちの時通知するかどうか 1:送信する 0:送信しない |
page_comments | コメントが多い場合分割するかどうか 1:分割する 0:分割しない |
page_for_posts | 投稿を表示するページのID |
page_on_front | フロントページに表示されるページのID |
permalink_structure | パーマリンクの構造を設定 |
ping_sites | ping送信先のURL設定 |
posts_per_page | ブログの一覧ページで何個記事を表示するかの設定 |
posts_per_rss | ブログのRSSで何個記事を表示するかの設定 |
require_name_email | コメント入力時に、作成者の名前とメールアドレス入力必須にするかどうかの設定 1:必須 0:必須でない |
rss_use_excerp | RSSで全文表示か抜粋表示にするかの設定 1:抜粋表示 0:全文表示 |
show_avatars | アバターを表示するかどうかの設定 1:表示する 0:表示しない |
sidebars_widgets | サイドバーの状態 |
siteurl | サイトのURL |
start_of_week | 週の開始曜日の設定 0:日曜日 1:月曜日 2:火曜日 3:水曜日 4:木曜日 5:金曜日 6:土曜日 |
stylesheet | 現在有効にしているスタイルシートのスラッグ |
tag_base | タグのパーマリンクにおけるデフォルトの文字列 |
template | 現在有効化されているテーマのスラッグ |
thread_comments | ネイティブのネストされたコメントを有効化するかどうか 1:有効 0:無効 |
thread_comments_depth | コメントのスレッドレベルの数を設定 |
thumbnail_crop | サムネイルを指定したサイズで切り取るかの設定 1:切り取る 0:切り取らない |
thumbnail_size_h | 画像サムネイルサイズの高さ |
thumbnail_size_w | 画像サムネイルサイズの幅 |
timezone_string | タイムゾーン |
time_format | 日時のフォーマット設定 |
uploads_use_yearmonth_folders | アップロードを年月のフォルダーに分けるかどうか 1:分ける 0:分けない |
upload_path | アップロードフォルダの設定 (WPルートディレクトリからの相対パス) |
upload_url_path | アップロードフォルダのURLパス設定 |
users_can_register | 任意のユーザー登録を可能にするかどうか 1:登録可能 0:登録不可 |
use_balanceTags | 誤ったネストの XHTML を自動修正するかどうか 1:修正する 0:修正しない |
use_smilies | 絵文字を自動変換するかどうか 1:変換する 0:変換しない |
use_trackback | トラックバックの送受信を有効にするかどうか 1:有効化する 0:有効化しない |
まとめ
以上、たくさんの設定が可能です。プラグインなどを追加すると、まだまだ設定項目が増えます。
個人的にはimage_default_align
やimage_default_link_type
、image_default_size
は画像を挿入する時の初期設定を設定するもので、クライアント様に納品する時に、運用状況に合わせて設定しておくことがよくあります。
以上、WordPressの隠し設定ページ options.php の紹介でした。