ローカルで検索結果を表示すると、通常は現在居る地域の検索結果をGoogleは表示してくれます。しかし、ローカルSEO対策をしていると、現在居る地域以外の別エリアの検索結果を表示し、比較したいといったことが出てきます。別エリアの検索結果を確認するためだけに旅行するわけにもいきません。そんなときはGoogle Chromeデベロッパーツールを使えば別エリアや他国の検索結果を表示することができます。さらに、何度も同じエリアを検索したい場合は、エリア設定を保存することができ、大変便利です。

別エリアの検索結果確認手順

手順①Google Chromeをシークレットモード表示

別エリアの検索結果を表示する際は、まずGoogle Chromeをシークレットモードで表示させます。そうすることで、個人設定などの影響を防ぎます。

シークレットウインドウ

手順②別エリアの座標情報を取得

位置情報を別エリアにするには、その場所の座標情報が必要です。Googleマップで確認したい場所をクリックするとピンが表示されます。そうすることで座標が確認できます。

GoogleMapで座標取得

手順③Google Chromeデベロッパーツールを開く

Google Chromeデベロッパーツールを開きます。キーボードのF12ボタンを押すか右クリックで「検証」をクリックするとデベロッパーツールが開きます。

デベロッパーツール

手順④コンソールドロワーを開く

デベロッパーツールのコンソールドロワーが開いてない場合は、右上部の3点のメニューを開き「Show console drawer」でコンソールドロワーを開きます。

コンソールドロワーを開く

手順⑤Sensorsを開く

コンソールドロワー部分上部の左側に3点のメニューがあるのでクリックしてメニューを開きます。

コンソールドロワー

そうるすと何個か項目が表示されるので、「Sensors」をクリックします。

コンソールドロワーを開く

手順⑥別エリアの位置情報を設定する

「Sensors」を開くと「Location」という項目がありその左側に「No override」と書かれたプルダウンメニューがあるかと思います。プルダウンの中にはすでに何箇所か都市名があります。調べたい場所がプルダウンにある場合は選択するとOKです。

Locationのプルダウンメニュー

調べたい場所がプルダウンメニューに無い場合は、「Other…」を選択します。すると「Latitude」と「Longitude」の左側に入力欄がありこの部分に②で調べた位置情報を入力します。「Latitude」に緯度を入力、「Longitude」に経度を入力します。

ロケーションの設定

手順⑦Googleで検索する

位置情報を入力したらGoogleで確認したいキーワードを入力し検索します。「ユーザーの現在位置の認識」の許可を求めるポップアップが表示された場合は、「許可」をクリックしてください。もしポップアップが表示されなかった場合は検索結果ページ下部にある「正確な現在地を使用」をクリックしてください。これで設定した別エリアでの検索結果が表示されます。

正確な現在地を使用

手順⑧位置情報を元に戻す

検索結果の確認が終わったら、⑥で設定した「Sensors」の「Location」を「No override」に戻しておいてください。この設定を戻さないといつまでも別エリアの検索結果が表示されてしまいます。

ロケーションを元に戻す

よく使う別エリアを保存する方法

別エリアの検索結果を定期的に確認したい場合、毎回Googleマップで位置情報を調べて、上記の方法をやっていると面倒ですよね。よく使うエリアは一度保存してしまえばとても便利です。

「Location」のプルダウンの右側に「Manage」というボタンがあります。そこをクリックするとCustom locationという画面が開きます。

Manageボタン

Custom location画面が開いたら「Add location…」というボタンをクリックしてください。

Add Location

「Add location…」というボタンをクリックすると、Location name入力欄とLat(経度)、Long(緯度)の入力欄が表示されます。Location nameは自分がわかりやすい名前を入力し、Latに経度、Longに緯度を入力します。入力後「Add」ボタンをクリックするとエリアが保存され「Location」のプルダウンメニューに追加されます。

ロケーションのカスタマイズ

別エリアの検索結果を表示する方法まとめ

今後、ローカルSEOの重要度が高まっていくかと思いますので、この方法を使い自分が現在居る場所以外でのローカル検索結果を確認していくことが場合によって必要になってきます。その場合はこの便利なGoogle Chromeデベロッパーツールの機能を活用していきましょう。